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<表示への配慮>
●照明等の設置による表示面照度の向上
●ローマ字を併記した表示の導入による外国人の利用への対応
●点字表示や音声案内等の導入による視覚障害者等への対応 等
※バス停の存在をわかりやすくするための誘導・警告ブロックの設置も有効となる。

 

◆利用者利便向上方策《快適性および容易性》
<利便設備の導入>
●乗車券類自動販売機の標識内への設置もしくはバス停への併設
●バス停の美化に資するゴミ箱・灰皿の設置
※ゴミの回収等施設メンテナンスの体制・仕組みの構築が不可欠となるが、連携・複合化する施設側に設置されている場合には、その活用も考慮する。
●着席によるバス待ちや荷物を置くことが可能なベンチの設置
※歩行者通行空間の確保が必要条件となるが、連携・複合化する施設側に設置されている場合には、その活用も考慮する。
●バス総合案内板の設置等
※バス停の立地条件(交通結節地や乗換地等)や道路構造による適用を優先するが、必要に応じて施設側への設置についても検討する。

 

<情報表示設備の導入>
● バス待ち時の快適性向上(イライラ感の解消)に資するバス接近案内表示の設置 等
上記の利用者利便の向上に資する方策の中で、標識内に設置するものおよびバス停自体に付帯させるものに関しては、標識整備レベルIIIを基本とするが、設置形態やメンテナンスに係る体制・仕組み等については、導入・設置条件等を勘案しつつ推進することが肝要となる。

 

<他施設との連携・複合化による利便施設の活用>
バス停と商業施設や公共公益施設との連携・複合化は、バス待ち空間の確保に加え、利用者利便の向上に寄与可能な施設類の新たな導入や既設施設の活用を図ることにより、多大な“やさしさ”の展開を可能とすることが期待される。
そこで、連携・複合化により、バス利用者が享受可能となる利便施設を提示すると、
◇待合所としての施設の活用
◇空調設備による快適性の向上
◇トイレ
◇公衆電話
◇駐輪スペース(レンタル・サイクル等の活用等を含む)
◇飲料等自動販売機
等があげられる。さらに、情報通信機器の設置により、
◇行政情報
◇生活関連情報
◇地域催事情報
をはじめとした各種情報をバス利用者はもとより施設利用者も享受可能となる。

 

 

 

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